【ペンタブ】ワイヤレスで10時間連続動作が可能な『Deco MW Bluetooth』のレビュー!有線接続もOK!【XP Pen】
XP Penから発売されているペンタブレット、Decoシリーズの『Deco MW』のレビューです。Deco MWはミディアムサイズのワイヤレス版(Bluetooth接続)で、10時間程度の連続作動が可能、X3というチップセットが採用されたスタイラスペンを使った8:5インチサイズの板タブになります。
ペンタブレットとは?
ペンタブレットはペン型の入力デバイスで直感的な操作に優れ、絵やイラスト、漫画などの描画に優れた機器です。
その他にも、Blender等の3DCGのペイント作業やスカルプトモード(粘土のようにオブジェクトを作るモードで、筆圧で強弱をつけやすい)、ウェイトペイントの強弱(筆圧感知で強弱をつけやすい)の付け方などでも非常に役立ちます。
Deco MWの仕様
『仕様』
- 寸法:259.8 x 157.8 x 8.8mm
- 作業エリア:203.2 x 127 mm (8 x 5 インチ)
- ショートカットキー:8個
- 解像度:5080 LPI
- レポート:200RPS
- Bluetooth:Ver5
- 連続動作時間:10時間程度
- バッテリー:1000mAh / 3.7V
- 筆圧:8192
- 傾き検知:60度
- 読み取り高さ:10mm
- 搭載ポート:USB-C
- 電源入力:5V1A
- 互換性:Windows 7 以降, Mac OS X 10.10 以降, Android 6.0 以降, Chrome OS 88以降, Linux
- カラー:ブラック、ブルー、グリーン、ピンクの四色。
1000mAhのバッテリーを搭載し、10時間前後の連続動作を可能です。また、Bluetoothだけでなく有線接続でも使用することができます。
『同梱品』
- ペンタブレット本体
- X3スマートチップ対応のスタイラスペン
- USB Typer-A ⇔ USB Type-Cケーブル
- Bluetoothレシーバー
- USBアダプター
- 替え芯
- 替え芯抜き
- ペン先を抜く器具
- 説明書
- 保証書
WindowsだけでなくMacやスマホ、Linuxなどでの使用も謳っているために豊富なアタッチメント(アダプター)が付属しています。
ペアリング方法
- Deco MW|ダウンロード | XPPen公式サイトから該当するソフトウェアをダウンロードしてくる。
- ダウンロードしたソフトをPCにインストールする。
- 板タブ横の電源ボタンを3秒以上長押しして電源を入れる。
- WindowsのBluetoothとデバイスの設定から『デバイスの追加』をクリックする。
- 追加するデバイスから『Bluetooth』を選択する。
- 板タブのショートカットキー『1』を3秒以上長押しする。
- 追加するデバイスにDecoMWの名前があったら、それを選択する。
有線接続の場合は付属のUSBケーブルでPCと接続して操作を行います。
Deco MWの縦横比の設定
ちなみに作業エリアの縦横比について(モニタが16:9で、板タブは8:5など)ですが、専用ソフトの作業エリアの設定から行うことがきます。
時折、縦横比を合わせていないせいで円を描こうとすると楕円になってしまう!というような記事を見かけますが、専用ソフトの設定から縦横比を選択して正しく設定してやりましょう。
Deco MWの使用感
Deco MWをBluetooth接続で使っていますが、通信状態は非常に良好です。滑らかに線を描くことができ、線を描いた感触としてはツルツルサラサラとしたタイプの板タブではなく、表面は若干ザラッとしていて、紙に描いているような感触になります。
作業エリアのサイズ感(8:5インチのMサイズの板タブ)としては小さすぎず大きすぎす、といった感じです。以前使ったことのあるSサイズのもの(Star G430)は入門機としてはいいですが、やはり絵を描くには小さすぎたので用途にも依りますが、最低限このくらいのサイズがあったほうが絵は描きやすいです。
板タブの左にあるショートカットキーは計8個(電源ボタンを除く)あり、回転させるようなスクロールキーはありませんが、拡大縮小や削除、戻るなどの基本的なキーの割り当ては十二分に可能なので不満に思うところはありません。また、Deco MWは軽量かつ薄型なので携帯性にも優れており、出先での作業にも十二分に耐え得るものになっています。
少し残念だったのは、専用ソフト上からでないとDeco MWのバッテリー状態を確認できないことでしょうか。他のBluetooth機器(物に依る)はWindows等に接続すると、デバイスの確認画面に充電状況が出ますが、Deco MWは出ませんでした。とはいえ、専用の設定ソフトをタスクバーから開けば、ソフトの右下にバッテリーの目盛りが表示されるので、どの程度残量しているかはそこで確認できるのですが……。
ちなみに充電を始めると、ペンタブの左上のLEDが紫色になりますし、チャージをしながらでも使えるので、USBケーブルさえしっかりと持っておけば外出先でもバッテリーの残量がなくなってしまって使えないという状況には陥りにくいかと思います。
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