【AviUtl】最新のAviutlの使用環境構築(L-SMASH Works使用)【2014/08修正】
AviUtlに必須だった幾つかのプラグインが不要となり、代わりに読み込みの速そうな新しいプラグインが加わったので、AviUtlの最新の使用環境構築(インストールの方法)を記事にしておきます。貼りつけた動画はYoutubeにその手順をアップしたものです。
解説の字幕がやや性急過ぎた感があるので、一時停止必須です。まあ、下の記事でも同じことを書いているので、参考にするならば下の記事のほうが……ゲフンゲフン。
ちなみに動画やこの記事では、『AviUtl + 拡張編集プラグイン + MP4(h.264 + AAC)出力 + アニメーション効果とカスタムオブジェクトの追加』を目的としています。ネットやニコニコ動画などで紹介されている追加スクリプト等は、その都度、[script]フォルダ等にコピー&ペーストしてください。
準備:AviUtlの基礎構成ファイルのDL(新)
- AviUtlと拡張編集プラグイン:http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
- 拡張 x264 出力(GUI)Ex:http://rigaya34589.blog135.fc2.com/
- スクリプト一式:http://dic.nicovideo.jp/u/2787743#script
Rigayaさんの配布されている拡張x246出力(GUI)Exに含まれているインストーラーを利用することで環境を構築します。非常に簡単に使用環境が構築できます。
AviUtlを解凍後に、拡張x246出力(GUI)Exに含まれているインストーラーの指示に従っていくだけでx264やL-Smash Worksなど、MP4(H.264)で出力するための一通りのファイルが自動的にダウンロードされ、すぐに使える状態で所定の位置に展開されます。
この方式だと、NeroAAC CodecやMP4Boxはインストールされませんが、動画の出力に問題はありません。もしも、別途必要だと思う方がいた場合は下記から別途DLしてやればOKです。
準備:AviUtlの基礎構成ファイルのDL(旧)
- AviUtlと拡張編集プラグイン:http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
- 拡張 x264 出力(GUI)Ex:http://rigaya34589.blog135.fc2.com/
- x264:
pop.4-bit.jpさんでビルドされたものが配布中。 - Nero AAC Codec:http://ftp6.nero.com/tools/NeroAACCodec-1.5.1.zip
- MP4Box:http://www.mediafire.com/?fcwhwzfgc4fkc
- L-SMASH(拡張 x264 出力(GUI)ExのL-SMASH用muxer類を利用時):http://pop.4-bit.jp/
- L-SMASH Works:http://pop.4-bit.jp/
- スクリプト一式:http://dic.nicovideo.jp/u/2787743#script
とりあえずAviutl + 拡張編集プラグインで動画をMp4(H.264 + AAC)で出力するために必要なファイルです。これまであったMP4PluginとDirectShow File Renderがなくなり、代わりにL-SMASH Worksが追加されています。
スクリプト一式は拡張編集プラグインで使用する追加のアニメーション効果やカスタムオブジェクトです。ニコニコ大百科のさつきさんのページからDLします。
L-SMASH Worksは、サイト左上にある選択ボックスから最新のものを選択して、ダウンロードします。
ファイルとフォルダの構築
各必要ファイルをDLしてきたら圧縮ファイルを解凍し、必要なファイルを抜き出します。大抵のファイルが圧縮されているので、それらを圧縮解凍ソフトで解凍しますが、ファイルの管理をしやすくするためにフォルダ付きの解凍をしてやると、ファイルがごちゃごちゃにならずに済みます。
こんな感じにフォルダ付きで展開してやると、わかりやすいと思います。
(※ フォルダが多重化されていないことを確認しておいてください。script_xxxxxxxxをフォルダ付きで展開すると、下部に同名のフォルダが既にある可能性大)
AviUtlで追加のフィルタ効果やアニメーション効果や図形、シーン切り替えを使用するときは、plugins(各フィルタ効果)、script(アニメーション効果やカスタムオブジェクト)、figure(図形)、transition(シーン切り替え)、hogehoge(エイリアス用。自由)といった名称のフォルダが必要になります。
フォルダ構造としては、
[aviutl]
aviutl.exe
……(各ファイル)
……(各ファイル)
[plugins]:拡張編集プラグインやその他のフィルタの追加。
……(各ファイル)
……(各ファイル)
[script]:アニメーション効果やカスタムオブジェクトの追加。
[figure]:図形画像の追加。(モノクロのPNG)
[transition]:シーン切り替えの追加。
[hogehoge]:エイリアス(よく使う設定のtextや画像、効果など)追加。
となります。
aviutl.exeと[plugins]が同じ階層。[script]、[figure]、[transition]、[hogehoge]がその一つ下の階層になります。なので、ここでは手間を省くために
aviutlXXx → aviutl
exeditXXxx → plugins
script_xxxxxxxx → script
という感じで各フォルダ名を変更してしまいましょう。
こんな感じになると思います。更にファイル構造で説明した通り、[script]は[plugins]の下の階層にあるものなので、[script]を[plugins]にドラッグ&ドロップします。
ここからは各フォルダの必要ファイルを赤枠で囲んでいきます。赤枠で囲まれているファイルを[plugins]にコピー&ペーストしてください。コピー&ペーストの終わったフォルダは不要なので、削除してしまってかまいません。
[L-SMASH Works]の必要ファイルです。
※追記:現在は上の画像にあるファイルではなく、『lwcolor.auc、lwdumper.auf、lwinput.aui、lwmuxer.auf』の4ファイルをPluginsフォルダにコピーします。
[x264guiEx-x.xx]の必要ファイルです。
赤枠で囲まれているファイルを[plugins]にコピー&ペーストしたら、[plugins]を[aviutl]にドラッグ&ドロップします。
ここまでの作業によって構築されているはずの[plugins]の状態です。
新規フォルダ作成で[figure]、[transition]、[hogehoge(画像ではaliasとなってます)]を作ってしまいましょう。これで[plugins]フォルダに関する作業はお終いです。
続いて、残りの作業を行います。
現状ではこんな感じになっていると思います。次の赤枠で囲まれているファイルを[aviutl]にコピー&ペーストします。コピー&ペーストの終わったフォルダは不要なので、削除してしまってかまいません。
[MP4Box_xxxxxxxx]の必要ファイルです。
[NeroAACCodec-x.x.x]の必要ファイルです。
コピー&ペーストが終わった後の[aviutl]の状態です。
これで作業は終了です。これでAviUtlを起動させて、初期設定を済ませて再起動すれば『AviUtl + 拡張編集プラグイン + MP4(h.264 + AAC)出力 + アニメーション効果とカスタムオブジェクトの追加』が使えるようになっているはずです。
ちなみに作業後に残っている各ファイル(各圧縮ファイルとx264.exe)は削除してしまっても構いませんし、アーカイブフォルダを作成して保管しておくと、更新やいざというときに便利かもしれません。Ψ(`∀´)Ψケケケはアーカイブフォルダをふたつ作り、ひとつを『起動系(今回DLしたもの)』、ひとつを『追加系(その他のフィルタなど)』にしています。
まとめ
今回はDirectShow File ReaderとMP4PluginがL-SMASH Worksによって不要になったので書いた記事です。DLするファイルの幾つかがこれまでとは異なりますが、基本的にはこれまでのインストール作業と同じ作業をしているだけです。
L-SMASH Worksは読み込み速度が速いようなので、まだDirectShow File RenderとMP4Pluginを使っている人は導入してみてください。
追記:POP@4bit » Blog Archive » AviUtl プラグイン「L-SMASH Works」r91 更新によると、一部では処理が遅くなることもあるようです。また、多くのファイルが読み込めるようになっているみたいですが、インターレースの扱いも微妙だとのことです。(*_ _)人ゴメンナサイ
- MP4Plugin:ミラー配布 http://www1.axfc.net/uploader/Ne/so/90562
- DirectShow File Reader:http://www.tenchi.ne.jp/~yoko/aviutl/index.php?DirectShow%20File%20Reader%20%A5%D7%A5%E9%A5%B0%A5%A4%A5%F3%20for%20AviUtl
現状では、DirectShow File ReaderとMp4 Pluginとの併用(必要に応じて優先度を上下させる。mt2s等のファイルを多用するときはL-SMASH Worksの優先度は低めで)が望ましいかもしれません。
追記2:rigayaの日記兼メモ帳 x264guiEx 1.xx 導入。
基本的に手動でAviUtlの使用環境を構築する手順は変わらないのだけど、拡張 x264 出力(GUI)Exの作者さんが拡張 x264 出力(GUI)Exの使用に関連するL-SMASHなどの幾つかのファイルを自動的にインストールしてくれるインストーラーを作ってくれているので、その手順の紹介記事を追記しておきます。
まあ、自動インストールの実行ファイルを実行すれば特に問題はないはずなんだけど。
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